2008年4月 4日

オオイヌノフグリ

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春になると道端や空き地など陽の当るところで咲き誇っているオオイヌノフグリ。

コバルトブルーの花が目を引きますね。一面に咲いているとなかなか見応えがあります。

イヌノフグリの仲間の中では一番花が大きいし、この色は他にないので、間違いようが

ありません。

おしべは2本。濃紺の葯が開くと中からは白い花粉がたくさん。

さて、このおしべ、昼を過ぎるとだんだん内側のめしべのほうに曲がってきます。

めしべは本当は他の花の花粉が欲しいはずなのですが、虫が来なくて花粉が

もらえなかった時、夕方花がつぼむ時に、自分自身で受粉するというわけです。

オオイヌノフグリの花の命はたった1日。その間に花粉をもらって実を残すには

こんな保険みたいな仕組みが必要なんでしょうね。

 

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オオイヌノフグリ(大犬のふぐり)の名前の由来は、もうみなさん御存じでしょうから

省略(笑)。

そのうち実の写真をアップした時に。

 

ところで、昨日まで紹介したサギゴケ属の花と、このクワガタソウ属の花、同じ

ゴマノハグサ科なのにずいぶん違うと思いませんか?

花びらがお皿状に開くオオイヌノフグリと、唇形のサギゴケ。

唇形はシソ科の花の特徴でもあるしね。

キク科など、花さえ見れば間違えようがないのに、ゴマノハグサ科は花の形だけでは

判断できないものが多くて、名前を調べるときなど苦労します。

 

実は、最近の研究により、ゴマノハグサ科の植物は「さまざまな系統からなる

"寄り合い所帯"だった」(Wikipediaから引用)ことが明らかになってきたそうです。

1990年代に登場した被子植物の新しい分類体系である「APG植物分類体系 」。

これは今までの分類法の「新エングラー体系」や「クロンキスト体系」とはまったく

異なった分類の仕方で、ゲノム解析を用いた手法。今までの形態からの分類が

大きく変わってしまうのかも知れません。

 ※APG(Angiosperm Phylogeny Group: 被子植物系統発生グループ)

 

あれ、言いたいことがうまく言えないぞ。

今までは形態から分類していたのに、なぜこんなに見た目の雰囲気が違う花が

同じ仲間になってたんだろ? 

新しい分類だと、いったいどういう分類になるんだろ?

 

何だかわからなくなりましたが、オオイヌノフグリのコバルトブルーはきれいだってことで。

陽が傾くと、花ひらが閉じ、さわるとポロッと落ちてしまうはかない1日花。

でも次から次から咲く生命力にあふれた花。

早春にふさわしい花ですね。

ヨーロッパ、アフリカあたりの原産で、1887年ころ東京に帰化しているのが牧野富太郎、

大久保三郎他の学者によって報告されています。

 

和名:オオイヌノフグリ(大犬のふぐり)  学名:Veronica persica Poir.

植物図鑑へのリンク→オオイヌノフグリ

 

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