2008年4月27日

ニリンソウ

nirinsou.jpg

イチリンソウの次は、もちろんニリンソウ。

こちらは二輪、花がつくからですね。

そしてお約束の例外、一輪、三輪もあります。

イチリンソウと花のつくりは一緒なのに、大きさがずいぶん小ぶり。

それだけでまるで雰囲気が違って見えます。

イチリンソウは化粧を始めた女子大生、ニリンソウはまだちょっとはにかみやさん

の中学生(笑)。

二輪の花は同時には出ず、まず一輪咲いてから二輪目が咲くようです。

写真でも左側の花はもうずいぶん子房が膨らんでますよね。

時差を設けることで確実に受粉しようという作戦でしょうか?

 

葉っぱはイチリンソウとは異なり、羽状には切れ込みません。

若い葉っぱはなかなかおいしい。シャキシャキ感がいいのでゆですぎないこと。

おひたしやからし和え、あるいは天ぷらが一般的ですが、なにか素敵な食べ方を

見つけたらぜひ教えてください。

ただ、間違って毒のあるトリカブトを食べてしまう事故がありますから要注意。

葉っぱだけで見分ける自信がないけど、どうしても食べてみたい方は、花が咲いて

からね。

 

品種にウスベニニリンソウ、ミドリニリンソウがあります。

 

和名:ニリンソウ(二輪草)   学名:Anemone flaccida F.Schmidt

植物図鑑へのリンク→ニリンソウ

2008年4月26日

イチリンソウ

さて、私のやること、タイミングが悪いのは日常茶飯事なんですが。

ブログ更新するぞ!と張り切ったとたん、ADSLモデムが昇天!

またまた更新が遅れてしまいました。

言い訳みたいだけどホント。

でもちゃんとメモ帳で文章は書いときましたから。

画像も準備しておきましたから。

なので、数日分まとめてアップ。

先日久しぶりに高尾へ行ってきました。

高尾の駅で降りて、人の少ない裏高尾へ行くつもりだったのですが、

1時間に1本のバスまでかなり待ち時間があるタイミングになってしまったので、

久しぶりに高尾山口から6号路を登ってみることに。

登り口で小学生の遠足とバッティング。

やりすごすために登り口下あたりをうろうろ。

と、もういろいろ間が悪いことだらけなんですが。

 

ichirinsou.jpg

前置きはそのくらいにして、ウロウロしていてさっそくイチリンソウとご対面。

径4~5cmの大きな白い花と、羽状に切れ込んだ葉っぱが特徴ですね。

場所によっては大きな群落を作るようですが、このあたりではポツリポツリと

咲いていました。

花が一輪だけつくからイチリンソウ、でも例外があるのが世の中の常(笑)。

イチリンでも二輪、の場合もあるそうです。私はまだ見たことないけれど、豪華だ

ろうなぁ。

 

和名:イチリンソウ(一輪草)    学名:Anemone nikoensis Maxim.

植物図鑑へのリンク→あれ、載せてませんでした(爆)

 

 

2008年4月 5日

フラサバソウ

オオイヌノフグリがあるのなら、イヌノフグリがあると思いますよね。

そのとおりあるんですが、実は私もまだ見たことがありません。

そのイヌノフグリに、花の大きさがよく似ているのがフラサバソウ。

径3~4mmのとても小さな花です。

オオイヌノフグリの花が径7~10mmあるのと比べると4分の1ほど。

虫めがねでみないと、花のつくりなどよくわかりません。

 

でも最近はデジカメというものがあります。

コンパクトなデジカメなら、たいていの方が持ってますよね。

デジカメのマクロ撮影の機能を使えば、写してその場で拡大して見ることが

できますし、家にかえってパソコンに落とせば、大画面で見ることもできます。

 

furasabasou.jpg

というわけで拡大した画像です。

この色も素敵ですよね。淡青紫色というそうです。

 

イヌノフグリの花の色は淡紅白色だそうですから、もう少しピンクっぽいんでしょ

うか?

ほかの違いは、萼のヘリに長い毛が生える(フラサバソウ)か、微毛(イヌノフグ

リ)か?

 

花の名前の由来については植物図鑑をみてね。

 

和名:フラサバソウ      学名:Veronica hederifolia L

植物図鑑へのリンク→フラサバソウ.
 

2008年4月 4日

オオイヌノフグリ

ooinunofuguri_1.jpg

春になると道端や空き地など陽の当るところで咲き誇っているオオイヌノフグリ。

コバルトブルーの花が目を引きますね。一面に咲いているとなかなか見応えがあります。

イヌノフグリの仲間の中では一番花が大きいし、この色は他にないので、間違いようが

ありません。

おしべは2本。濃紺の葯が開くと中からは白い花粉がたくさん。

さて、このおしべ、昼を過ぎるとだんだん内側のめしべのほうに曲がってきます。

めしべは本当は他の花の花粉が欲しいはずなのですが、虫が来なくて花粉が

もらえなかった時、夕方花がつぼむ時に、自分自身で受粉するというわけです。

オオイヌノフグリの花の命はたった1日。その間に花粉をもらって実を残すには

こんな保険みたいな仕組みが必要なんでしょうね。

 

ooinunofuguri_2.jpg

オオイヌノフグリ(大犬のふぐり)の名前の由来は、もうみなさん御存じでしょうから

省略(笑)。

そのうち実の写真をアップした時に。

 

ところで、昨日まで紹介したサギゴケ属の花と、このクワガタソウ属の花、同じ

ゴマノハグサ科なのにずいぶん違うと思いませんか?

花びらがお皿状に開くオオイヌノフグリと、唇形のサギゴケ。

唇形はシソ科の花の特徴でもあるしね。

キク科など、花さえ見れば間違えようがないのに、ゴマノハグサ科は花の形だけでは

判断できないものが多くて、名前を調べるときなど苦労します。

 

実は、最近の研究により、ゴマノハグサ科の植物は「さまざまな系統からなる

"寄り合い所帯"だった」(Wikipediaから引用)ことが明らかになってきたそうです。

1990年代に登場した被子植物の新しい分類体系である「APG植物分類体系 」。

これは今までの分類法の「新エングラー体系」や「クロンキスト体系」とはまったく

異なった分類の仕方で、ゲノム解析を用いた手法。今までの形態からの分類が

大きく変わってしまうのかも知れません。

 ※APG(Angiosperm Phylogeny Group: 被子植物系統発生グループ)

 

あれ、言いたいことがうまく言えないぞ。

今までは形態から分類していたのに、なぜこんなに見た目の雰囲気が違う花が

同じ仲間になってたんだろ? 

新しい分類だと、いったいどういう分類になるんだろ?

 

何だかわからなくなりましたが、オオイヌノフグリのコバルトブルーはきれいだってことで。

陽が傾くと、花ひらが閉じ、さわるとポロッと落ちてしまうはかない1日花。

でも次から次から咲く生命力にあふれた花。

早春にふさわしい花ですね。

ヨーロッパ、アフリカあたりの原産で、1887年ころ東京に帰化しているのが牧野富太郎、

大久保三郎他の学者によって報告されています。

 

和名:オオイヌノフグリ(大犬のふぐり)  学名:Veronica persica Poir.

植物図鑑へのリンク→オオイヌノフグリ

 

2008年4月 3日

シロバナサギゴケ

shirobanasagigoke.jpg

サギゴケの話に続いてるんですが・・・

勉強不足でとってもお恥ずかしい話ながら、ムラサキサギゴケという和名があると

思ってました。

ないんですね。紫色のはサギゴケ。白いのはシロバナサギゴケというみたい。

牧野植物図鑑には「和名鷺苔は白色花をサギにみたてたものなので、紫花品はムラ

サキサギゴケと呼ぶ。」とあり、また、平凡社の「日本の野生植物3 1993初版

第23刷」では、「白花品をサギゴケまたはサギシバと呼び、紫紅色のものをムラ

サキサギゴケと呼んで区別することがある。」とあり、シロバナサギゴケという

名前は出てきません。

一方、私が現在学名、和名の記述で参考にさせていただいているBGPlantには、

Mazus miquelii Makino f. albiflorus (Makino) Makino  シロバナサギゴケ

とありますから、最近ではそのように分類されているようです。

ま、植物学者じゃないので難しいことはともかく、紫色のと白いのがあるってことで。

でも絶対的に紫色が多いと思います。白花は1か所でしか見たことがありません。

白花を見ると、名前の由来がうなずけますね。

 

和名:シロバナサギゴケ(白花鷺苔)

学名:Mazus miquelii Makino f. albiflorus (Makino) Makino  

 

2008年4月 2日

サギゴケ

sagigoke.jpg

トキワハゼに雰囲気がそっくりの花でしょう?

そうなんです。同じ属ですからそっくりさん。特徴も同じです。

一見して区別できる点は、サギゴケのほうが花が大きいこと。

トキワハゼは1cm程度、サギゴケは1.5cm~2cmくらいあります。

ほかの違いは、

トキワハゼは1年草で茎が直立するのに対し、サギゴケは多年草で匍匐茎で繁殖。

なのでサギゴケはたいていかたまって咲いています。そしてどちらかというとやや

湿っぽい所を好むようです。 またサギゴケの花が見られるのは春だけです。

紫色のサギゴケを普通ムラサキサギゴケと呼ぶようですが、和名はあくまでもサギゴケ。

たぶん名前の由来となっただろう白花のサギゴケにはシロバナサギゴケという名前が

ついています。

 

和名:サギゴケ(鷺苔)  学名:Mazus miquelii

植物図鑑へのリンク→サギゴケ

 

 

2008年4月 1日

トキワハゼ

歩道のタイルのすきまや花壇のすみなどで、ちょこんと花を咲かせているトキワハゼ。

 tokiwahaze.jpg

花びら同士がくっついている合弁花。

もともとは5枚なのですが、上の2枚、下の3枚が随分違う形にくっつきました。

名残で上部の先はちょっと2つに裂け(小さな花では裂けてないこともあります)、

下部の先は3つに切れこみが入ってます。

その中央部分がちょこっと盛り上がっていて、毛のような突起があったり、黄色や赤褐色

の模様があったり、このあたりは虫を呼び、効率よく受粉する戦略でしょうね。

こうしてじっくり見ると、なかなか手がこんでます。

雄しべは4本で下側の2本が長いのですが、写真では長い1本がはっきり見えますね。

葯が2室なのもわかると思います。

雌しべはちょっと変わっていて、先が上下2片に分かれ(写真の状態)、その内側に柱頭

があります。柱頭に刺激があると、この2片がゆっくりと閉じるのです。虫が運んできた

花粉をとじ込めてしっかりとりこんだり、乾燥を防いで受精しやすくしたり、自家受粉を

防いだりする働きがあるといわれます。

萼は鐘形で先が5つに分かれます。

トキワハゼ(常盤ハゼ)の名前の由来は、種がすぐに芽を出し次々に花を咲かせるから。

春早くから、秋の半ばまで花を見ることができます。

 

和名:トキワハゼ(常盤はぜ)  学名:Mazus pumilus 

植物図鑑へのリンク→トキワハゼ